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コラム 明治維新胎動の地 山口 「明治時代の息遣いを感じる」 山口県知事 村岡 嗣政 氏

 今から150年前、長州藩は、10万人を超える兵力で四方から攻め寄せてくる幕府軍を相手に戦わざるを得ない、立藩以来最大の危機を迎えていました。

 この「四境戦争」において、長州藩は圧倒的な兵力の差をものともせず、勇猛果敢に立ち向かい、その勝利が、時代を江戸から明治へと大きく動かす転機になったと言われています。

 戦いの中心人物であった、幕末の風雲児 高杉晋作は、後に我が国の初代総理大臣となった伊藤博文が「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」と評したほどの英傑で、全国に多くのファンを持ち、私にとっても敬愛する志士の1人です。

 「真の楽しみは苦しみの中にこそある」、「俺は困ったの一言は吐かない」、晋作が残したこれらの言葉には、彼の並々ならぬ精神力の強さが表れています。まさに幕末の動乱を駆け抜けたその心中や苦労を、今に生きる私たちが察することは決して容易ではありませんが、晋作や多くの若者たちが、国の未来を思い、高い志を持って果敢に行動したからこそ、今の山口県、そして日本があるのだと、私はそう思っています。

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 来年は、その高杉晋作の没後150年目に当たります。

 山口県では、晋作を、観光キャンペーン「やまぐち幕末ISHIN祭」第2章のメインキャラクターに起用し、歴史や文化をはじめ、本県の魅力を体感していただく様々な取組を展開しています。特に来年は、全国のJRグループと連携して「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」を9月から12月に実施し、全国からの観光客の誘致を一層進めていくこととしています。

 歴史好きの方はもちろん、歴史はちょっと苦手という方も、この機会にぜひ、明治維新を成し遂げた山口の偉人たちの生き方や思いに触れていただきたいと思います。

 そして、2年後の平成30年、我が国は、明治改元から150年という節目の年を迎えます。山口県としては、これを契機に、改めて明治維新の意義や我が国の近代化の歩みを見つめ直し、これからの県づくりへの機運を高め、地域活性化につなげていくこととしています。さらに、「明治維新胎動の地」である本県から、この機運を全国へと広げ、日本全体の発展を目指す国民的な盛り上がりを巻き起こしていきたいと考えています。

 私自身、誇るべき郷土の歴史に思いを馳せながら、県民の皆様とともに、山口県の未来に向けて、果敢に挑戦してまいります。

プロフィール

山口県知事 村岡 嗣政 氏
出身 山口県宇部市
好きな言葉 志を立てて、以って万事の源と為す。
趣味 ジョギング、読書
家族構成 妻、2女
主な経歴 平成20年(2008年)7月
平成23年(2011年)7月
平成24年(2012年)4月
平成26年(2014年)1月
平成26年(2014年)2月25日
総務省自治財政局調整課課長補佐
総務省自治財政局財政課理事官
総務省自治財政局財政課財政企画官
総務省退官
山口県知事就任